9月リトアニアの杉原千畝(スギハラ)ハウスの修繕を行います!
投稿日:2017.06.07
杉原千畝が「命のビザ」を発行した旧日本領事館を修繕、存続したい
▲2017年10月7日(土) NHKワールド “Painting with Soul(魂で塗る)”
▲2017年7月18日(火) NHKおはよう東海 「愛知・命のビザ領事館を残す ペンキ職人たちの挑戦」
●老朽化するスギハラハウスを蘇らせたい!
いつもご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
弊社が事務局を務める「TOKON(塗魂)インターナショナル」が今年9月に、
東ヨーロッパのリトアニアに行き、塗装のボランティア活動を行います。
そこに、旧日本領事館があります。(現:Sugihara House / 杉原記念博物館 )
そこはかつて、実際に杉原千畝が「命のビザ」を発行した場所で、
6000千人以上のユダヤ人難民を救いました。
弊社代表池田より:
きっかけは去年の1月の朝日新聞の記事でした。
リトアニアにある、あの有名なスギハラハウスがボロボロで困っていると…。
その記事を私(池田)は見てしまいました。
記事を読んだ瞬間に、塗装業を営みながら、塗装で社会に還元するため、
国内80ヵ所、海外4カ所で塗装ボランティアを実施してきた私たちは直ぐに自覚しました。
「これは俺たちの出番だ。
スギハラハウスは俺たちがボランティアで
修繕しなければならない!」と…。
今、そのスギハラハウスは経年の老朽化により外壁も屋根も状態が酷くなっており、
雨漏りもするとのことなので、修繕しなければ取り壊す危機を迎えてしまいます。
その3月に、実際にリトアニアに行きました。カウナス市にあるスギハラハウスに行きました。
▲スギハラハウス・外壁の状態と劣化具合1(池田大平撮影)
外壁は、素地が見えている部分も多くひび割れも目立っており、
このまま放っておくことは出来ない状況です。
崩れ落ちている箇所も多く、建物自体にとっても、
見学や観光に訪れる方々にとっても決して安全な状態ではありません。
このようにボロボロになったスギハラハウスを再生させ、
取り壊すことなく存続する事に貢献して参ります。
人道決断なされた歴史的な建物を、私たちと共に、後世に残す活動をして参りましょう。
私たちは実行隊を担当します。
●カウナス市 × Sugihara Foundation “Diplomats for Life“ × TOKON(塗魂)インターナショナル
9月3日~9日までのリトアニア滞在で、カウナス市と共同でスギハラハウスを管理する、
Sugihara Foundation “Diplomats for Life“と協力しスギハラハウスをボランティア修繕する事が決定しました。
▲リトアニアのカウナス市にあるスギハラハウス内の杉原千畝が、実際に「命のビザ」を発行した執務室(Sugihara Foundation “Diplomats for Life“関係者と池田大平)
あちこちの心ある団体が募金活動もし、なんとか修繕工事をと試みてはいるものの、
なかなか募金が集まらなく、前に進まないのでありました。
仕方あるまい。自分の生活も、ままならない時代に、
遠い外国にある建物なんかの修繕費用を募金なんか出来るはずがない…。
ならば同じ日本人として、多くのユダヤ人の命を救った杉原千畝大先輩の活躍の場は、
俺たちがボランティアで修繕してやると決意したのです。
塗装の技術のある我々TOKON(塗魂)インターナショナルが実行隊となり、
現地関係者と協力するからこそ今回のスギハラハウス修繕プロジェクトは成り立ちます。
●修繕プロジェクト
ボロボロになってしまったスギハラハウスを、「命のビザ」が発行された時代と
同じ様相にする復元作業をボランティアで施工します。
▲2017年5月22日 中日新聞 掲載記事(記者:浅野有紀)
壁は、私たちが実行隊としてボランティアで綺麗に修繕をします。
ただし、老朽化が進んでいるのは、壁だけではありません。
屋根にも登りました。屋根は瓦…。
屋根の瓦も、明らかに修繕工事が必要な状態です。
しかし、私たちはペンキ屋。壁の修繕は出来ても、屋根の修繕は畑ちがいです。
職種の分野が違う。
壁だけ修繕しても屋根がボロボロなら完全なる修繕とはならない…。
建物全体の修繕を覚悟しました。
そこで、屋根だけは、地元カウナス市の業者に工事依頼するよう、
Sugihara Foundation “Diplomats for Life“とカウナス市に提案しました。
屋根だけ地元カウナス市の屋根業者に依頼したい。
屋根工事に必要な費用は私たちで独自で捻出する。
壁は私たちがボランティアで綺麗に修繕する。これで許可を戴きました。
屋根修繕に必要な費用に350万円を払う。
壁は私たちが自らでボランティア修繕する…。
今回のクラウドファンディングでは、
屋根の修繕に必要な資金、350万円を募ります。
支援が集まらなくても、スギハラハウスの修繕ボランティアは決行します。
集まらない場合はやらないとの選択肢は私たちには御座いません。
何としても修繕プロジェクトを実現したい。
日本人であるがゆえ、日本が誇る、杉原千畝という大先輩の、
歴史的建造物、旧日本領事館をボランティアで修繕したい。
第二次世界大戦中、杉原千畝が「命のビザ」の発行という
人道的決断がなされた歴史的な建物を、
日本人の手で修繕し、後世にその建物を残したい。
後世に、その建物を取り壊すことなく、
残してゆくべきだと考えています。
そして、チーム侍ジャパンを知らしめたい…。
歴史的建造物を、後世に残し伝えたい日本人の価値観を、
異国の方々におみせしたい。
更に、杉原千畝の功績を大切に思う日本人の気持ちも残したいため、
現代社会にあるクラウドファンディングという仕組みを利用します。
一部の人の功績より、多くの人の功績にしてみたい。
これだけの日本人有志の、真心があって、
スギハラハウスの修繕工事は、なされたのだと、
支援者の方々の名を後世に残したいと願うからです。
この願望に、クラウドファンディングは最適だと考えています。
▲杉原千畝ハウス修繕プロジェクトの募金ページ:
》https://camp-fire.jp/projects/view/29405
支援が集まらなくても、ボランティア活動は実行いたしますが、
異国のことなので、万一、不可抗力により中止・実行不可になった場合は、
ご寄付頂いた方々に全額ご返金させて頂く仕組みとなっております。
ご寄付を希望される方は、お手数お掛けしますが、
上記「杉原千畝ハウス修繕プロジェクトの募金ページ」にてご支援いただくか、
または下記までご連絡頂きますようお願い申し上げます。
TOKONインターナショナル事務局(塗装ボランティア事務局)
電話番号:0568-85-8881
●塗魂インターナショナルとは
あらためまして、ご覧下さり心から感謝申し上げます。
塗魂インターナショナル事務局長の池田大平で御座います。
高校を中退し塗装業界に入り36歳の時に独立。
主に住宅の塗り替えを手掛けるペンキ屋を営んでおります。
国内での塗装ボランティアを行う「塗魂ペインターズ」の創設に携わり
今日現在までに国内80箇所のボランティアを実施してきました。
その塗魂ペインターズの海外版として、塗魂インターナショナルを創設。
海外では既に4箇所での塗装ボランティア実績があります。
》塗魂インターナショナル公式ホームページ
http://tokon-international.org/
》塗魂ペインターズ公式ホームページ
http://www.to-kon-painters.com/
塗魂ペインターズは日本国内。塗魂インターナショナルは世界各国…。
国内、海外と完全にわけます。今日現在、国内で80箇所のボランティア実績。
海外では4箇所のボランティア実績があります。
より専門的に、より詳しく、より充実し、其れに専念する為に分別します。
日本人の「おもてなし精神」を世界各国で、いかんなく発揮したい…そう願います。
●塗魂インターナショナルの活動実績
▲2015年11月 ハワイの“ジェームスキャンペル高校”(外壁と屋根をボランティアで塗装いたしました)
▲2015年11月 ホノルルの“妙法寺”(基礎部と柱をボランティアで塗装いたしました)
▲2016年3月 ベトナムホーチミン市の“HOANG KHANG Medical Clinic”(病室1室の内壁と天井をボランティアで塗装いたしました)
▲2016年3月 ベトナムホーチミン市のレストラン(塀をボランティアで塗装いたしました)
●最後に
利他の精神…。
国と国との国境…。
価値観の相違、
宗教の相違、
文化の相違、
教育の相違、
生活水準の相違、
肌の色の相違、
感性の相違…。
ありとあらゆる相違はあれど、
主体は全て人間そのもの。
身体や脳、人体の臓器には相違はあらず。
人と人に相違など、あるわけがない…。
ならば、利他の精神にたち、
人生の日々を生きてみたい。
国を変えようとか、人を変えよう等の、
おこがましい気持は御座いません。
ただ、其処に住む人達が喜ぶなら、
僅かな時間の人生を、
何かお手伝いさせて欲しい思いだけです。
自己満足の行動かもしれません…。
然し、継続が何かを生んでくれると
信じているだけで御座います。
以上、よろしく御願い申し上げます。