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外壁塗装基礎知識
久しぶりのブログ。少しばか塗装業の事をブログで書いたら反響凄し…。びっくり仰天の毎日を送る「うつ病」の麻太郎です。塗装の奧深さも配信しなあかんかなぁと近頃は実感しております。本日は、雨にて塗装職人は休み。シ−ル職人だけが稼動しております。従って淋しいもの、現場写真はシ−ル工事だけしかありませんから、シ−ルの事を少々…。

麻布では当たり前の事でも、他では珍しい事もあるようで、こんな事でもいいのかね…と思いながら綴ります。写真を見て下さい。なんじゃら、ホ−ムセンタ−では見かけ無い「ガン」でシ−ル材を充填しております。壁の既存シ−ルを全て、取り除いたのは当たり前!全現場共通です。ヘ−ベルハウスや大成パルコンみたいな、ぶ厚い外壁材に、施してあるシ−ルは別として、窯業系サイディングは全部撤去!微塵も残しません。

今が良い状態だからと言って、その上から色付けなんかしちまったらアンポンタン!今は良くても、すぐに悪くなりますぜ…。そうゆうのを「安物買いの銭失い」と申すのです。ヘッポコもいいところ。愚かな買物となります。それは「今」しか見て無い証拠。建物のリフォ−ムは「将来」を見据えなきゃなりません、大切な将来を。シ−リング費用は、確かに余分に必要ですが、1番肝心なところ…。これをケチるのは「シブチン」そのもの(笑)数年後に再び費用を捻出してシ−ルだけを施工するハメになるでしょう。

たかが家一軒、大体全て含めてもシ−ル打つ「長さ」なんぞ300メ−トル以内。そんなに費用がかかる訳ではございません。話しを戻してと、このシ−ル。 2液の変成シリコンといいます。ノンブリ−ドタイプ。黒づま無いよと言う意味…。ほんじゃ、ノンブリ−ド以外のシ−ル材に「ブリ−ドタイプ」と書いてあるかと言ったら書いて無い。当たり前です。そんな記載したら売れなくなる…だから書いて無い。改修工事には2液のノンブリ−ドを使うべし。冬場は必須!但し例外もある。1液でも「ネオウレタン」なるオ−ト科学の1液はいい!どうしてもいい!その事は言っておく。シ−ル屋さんは塗装するならウレタンが良いと言う。これはシ−ル業者様の固定概念。塗装を施すならば変成シリコンの方がよい。仕上げ打ちは別…。ポリサルファイドの方が丈夫なケ−スも多々ある。

シ−ルは乾燥時間が大事。夏場はともかく冬場は2液でも乾かない…。勇気をもって「乾かす」こと。麻布の現場は全てシ−リング業者様がシ−ルを打つ。何年も、朝から晩まで、そればっかやっているプロフェッショナルの方が品質高し…。光触媒や無機、フッ素などの硬い塗膜の塗装の場合は「後打ち」も視野に…。なんでもかんでも塗装前に打ちてばいいちゅうもんでも無い。特にベランダの外壁は「筋交い」が入っていないから動きが大きく、シ−ル上の塗膜は割れやすい。麻布ではベランダ外壁のみ「後打ち」共通。その欠点を克服している。まだ、あるよウンチク…経験上のね。塗装マニュアルの冊子やら、カタログには、まるで載って無いこと…。長年かけて知る事がある…。時間が経たないと解明しない事もある。それを全て活かすのは業者次第。眠くなってきたからこのへんで今日は終わり…。宜しくどうぞ〜。
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凄いねブログ…。昨夜に書いた「ネオウレタン」…また質問頂きました。結構、勉強家が多い…。上手に書いたらオ−ト化学さんから報酬を貰わないかんぞコレは。タンマリネ(笑)麻太郎もね、ネオウレタンには余り、オ−トさんがもったいぶって教え無いからね、成分まで詳しくは無いけどね、知る限り綴ります。

通常のシ−リング材は全てがフニャフニャしてるじゃないですか…。フニャフニャ。若い頃は、シ−ル材の柔らかさ一つでモヨおしたものよ(笑)変な事、考えてね…。この、フニャフニャする完成形を作るには「可塑剤」なる、オイル状の「油成分」がどうしても必要なわけよ。でないと、伸び縮みする製品が作れない…。その可塑剤たるや、な〜んも着色せねば、あの「輪ゴム」みたいなオイル色?うんこ色?になる成分…。これを、柔軟性をもたせる為にシ−ル剤に含むのです。それを含まなシ−ルにナラヘン!しかし哀しいかな、そのオイル状の可塑剤、日光にアタると、オイル状のせいもあり、時間と共に表面に染み出してきやがる。なんとも生意気な油…。俺達が必死に塗った塗膜にベタ付き、空気中の埃や、汚れをクッツケやがる…そこだけ黒ずみ美観を損なう…。これがブリ−ド現象。

まだ、ここまでなら我慢出来るかも知れない…。しかし、可塑剤が抜けた後のシ−ル剤は、女房に逃げられた亭主のように、元気を無くしカサカサのパサパサ…腑抜けになりやがる…段々と柔軟性を失い、最後には剥離や亀裂を引き起こす。これがシ−ル剤劣化の仕組み…。困ったものです、可塑剤。この犯罪に等しい現状を「可塑罪」と言う(笑)過去に、この可塑剤を取り除いたとゆう、バッタモンは何度か見ました。バッタモンです。しかし、本当に可塑剤を含まない「完全ノンブリ−ド」、可塑剤に「類似した成分」すら配合してないのだから、正真正銘「パ−フェクト」なシ−ル剤が「ネオウレタン」!可塑剤を含まないのに柔らかいシ−ル剤。

シ−ルの硬さは「モジュラス」で表現されけど、ガラスやパネルや石材みたいに動きが無いものに用いられる硬めの「高モジュラス」に対し、地震や地盤沈下で動く、外壁塗装にピッタシの柔らかい「低モジュラス」を実現しちまった…。「ネオ」とは、フランス語かスペイン語で「新しい」とゆう意味らしい。なんの成分なんやと聞いたら「特殊ウレタンポリマー」やと言っておりました。聞いた人を間違えたけどね…。なんでも「特殊」と答えればいいと思ってからに…。とにかくオ−ト化学の、このシ−ル、実は20年の実績があり、窯業系サイディング専用のシ−ルに特化して精進してやって来たメ−カ−。

それだけを踏まえて、麻布ではアレコレと使用し実験してきた経緯がある…。なんの為…お客様の為…。ヒューヒュー!そしたらね、スコブルいいのよ、マジで…。あぁ〜コレなら10年保証出来るなと初めて判断した素材…。1液しか無いけどね…。ちょっと高いしね。でも非常に良いシ−ル材。素晴らしいよ。オ−トさん、もう少し安くシナハレ。11周年からは潔くコレに全現場変える!
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